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漢方相談
韓薬とは?
現在は、日本の一般病院でも処方されるようになった漢方薬。しかし、「漢方薬」と言葉は日本独自の言葉であることはあまり知られていないかもしれません。
この「漢方」という言葉は、江戸時代に日本に取り入れられた「オランダ医学=蘭方」に対してつけられた日本独自の呼び方であるためです。オランダから伝わった西洋医学をオランダ(阿蘭陀)の蘭をとって「蘭方」と呼ぶようになり、それまでに日本で定着していた医学を「漢方(漢王朝の”漢”に由来)」と呼んで区別するようになったと言われています。
この漢方薬、韓国では「韓薬」と呼ばれ、韓医師と呼ばれる東洋医学のスペシャリストが個々の体質に合わせた処方を直接行い、国民の健康回復、維持、増進に欠かすことができない役割を果たしているのです。


韓医学の診察では、患者を診察する伝統的な方法として四診法を用います。四診法とは、望診、聞診、問診、切診を意味し、と舌や脈を診たり、症状などを問診で詳しく伺って体質を把握したり、気や血の流れの状態を診断します。
当院では、その中でも切診を最も重要視しています。切診は、韓医師が手の触覚で患者の脈の状態を把握することで(脈診)、気の流れの状態や体調、病理状態を分析、診断する方法で、体質の鑑別や韓薬を処方する際に重要な目安となります。